訳あり巨乳の婚活

虐待育ちで家族に難あり、自分に難あり。それでも婚活してみました。

ハイスペックさんと初デート4

2人きりのエレベーターホールで肩を触ってきたハイスペックさん。
さっきまで「素敵な方♡」だったのが一気に身の危険を感じる殿方へジョブチェンジだぞ☆


幸いだったのは肩をぐいっと引き寄せるとかではなく触れるだけだったので、エレベーターが到着したら素早く乗ることにより振り切れた事。
また、エレベーターに他の方が乗っていたのでそこでくっ付かれる事はありませんでした。


さてどうしたものかと考えていたところカフェに到着。

チケット取っちゃったし、ここで急用が出来ましたなんておかしすぎるし、とりあえず映画で何かされそうになったら問答無用で怒って帰ろうと決めました。

カフェでは隣に座られたらどうしようかと思いましたが、ちゃんと向かいの椅子に座って下さり何事もありませんでした。
ただ会話も出尽くしちゃった感がすごく、お寿司の時より沈黙が目立ち、手持ち無沙汰でいつもよりハイスピードでコーヒーを飲んでしまい・・・。
そういえばお寿司の時にも沈黙の度に手持ち無沙汰でお茶を頂いていたためすぐになくなりおかわりしまくってました。

あー、しまった。すんごいお手洗い行きたい。
行きたいけどカフェ(1回目)、映画チケット、お寿司とご馳走になったし肩に触れる事件はあれどこのカフェ(2回目)は私が払うのが筋。
ただスマートな男性は女性がお化粧直しに立つとその隙に支払って下さる事が常なので、なかなか行けず・・・

そうこうするうちにハイスペックさんがコーヒーのおかわりを進めて下さったので、コーヒーのおかわりを頼んだばかりでお会計はしないだろうとお手洗いへ。

ふー。よかったー。

だだ、時間が経つにつれまた沈黙が多くなりどんどん手持ち無沙汰でコーヒーを頂くスピードが上がっていく私とハイスペックさん。
結局あれから三杯も頂きお腹ちゃぽんちゃぽんになりました(笑)
そろそろという時にハイスペックさんがお手洗いに立ってくれたのでこの隙にお会計をする事ができました。


お手洗いから戻っていらしたハイスペックさんは支払いのやり方に感激して下さり(そもそも女性が支払ってくれる事がほとんどないそうで・・・それが本当だとしたらそれもどうなんだろう)映画館へ向かうことに。

なんか、なんというか。
カフェ(2回目)での態度もそうでしたが、肩にお触り事件はなんとなく女性慣れしてないだけ説が濃厚っぽい?と思ってきました。
まだ油断は出来ませんが、話し方とかエスコートの仕方とかぎごちないし、おかわりの進め方もそういう女性扱いマニュアルでも読んだんですか?って感じで女性の扱いに慣れてない感が隠しきれていません。いかにもなスケベ心があるとこんな感じではないというのは経験上わかる(笑)

そしていよいよ映画館へ
私はさっきのおかわりコーヒー三昧でお手洗いに行きたかったので(お会計してたので行き損ないました)映画が始まる前にハイスペックさんにお断りを入れようとした瞬間

「虎子さん、飲み物どうしますか?ポップコーンとか買いますか?」
「あ、はい。そうですね、買いましょう。その前にお手洗い・・・」っておいっ!
私が買うという意思を確認したハイスペックさんは飲み物の列に並ぶためスタスタ行ってしまわれました。
多分、混んでるからパンプスの私に気を使って先に列に並んで下さったんだと思います。
でも・・・ちょ・・・お手洗い・・・。
これが仲良くなっているなら「お手洗い行きたいから行ってもいいですか?」とか言えるけど今日が初対面だし、私の飲み物とか持たすの申し訳ないしここでお手洗いに行ったら奢ってくれって言ってるようなものだし・・・っ
よし、少し時間に余裕あるし買ったらマッハで行こう!

並んでいる途中で「さっき虎子さんにご馳走になりましたので、ここは出させて下さい!遠慮しないで虎子さんが好きなもの買って下さいね!」とハイスペックさん。
先にお寿司ご馳走になったのは私でカフェ(2回目)はそのお礼なのに、こういう心遣いは日本的で素敵です。


都心の大きな映画館ともあり店員さんも動きが慣れていてあっという間に私達の番になりました。
このままなら余裕でお手洗いの時間確保できます。

が。

店員さん「ポップコーンですがなくなってしまって、焼き上がりにお時間頂きますがよろしいですか?」




えーーーー!!なにこのドラマみたいなタイミングーーー(笑)
よくドラマとかでヒロインが初デートでこういう感じでハプニング起こって思い通りにならないやつーー(笑)
こういう感じで時間なくて慌ててお手洗い行ってスカートとか引っ掛けて破いちゃって初デートなのにどうしようとかなるやつーーーー(笑)


これはもう無理と判断。
大変申し訳ないのですがハイスペックさんにお断りを入れ私はお手洗いへ。

出てきたところハイスペックさんがポップコーンを持って待ってて下さいました。
「そういえばさっき虎子さんお会計してたから行けなかったんですね。気づかなくてすいません。」と本当にしょんぼりしながら優しいお言葉まで頂きました。


ここで確信。ハイスペックさん女性慣れしてないだけですわ。
初対面の女性に触れるべからずって知らないだけですわ。
何も言わないでも私がお手洗い行ったのは「喫茶店でお会計してて行ってなかったんだ。」って気づいてくれる思考があるんだもん。
気づかないのではなく気づいてくれたのだから、ハイスペックさんは気付きさえすれば確実に経験を積めるタイプだ。
よって女性にやってはならない事とか知らず、扱いに慣れてないだけ。

女性の扱いに慣れてる方って少しでもお手洗いに行きたそうにすると気付いてくれる。
「ポップコーンできるまで時間あるけどお手洗いとか大丈夫?」とか言ってくれるし、食事とかコーヒーとかの後は「口紅気になるなら直してきていいよ」とか言ってくれて席を立ちやすくしてくれる。(私が昔メロメロだった初恋の人の話です(笑)お手洗いではなく口紅って辺りが女性の扱いをわかってる)
でもこれって最初から出来たのではなく、沢山経験と失敗を重ねて女性の扱いを学んできたんだと思います。


婚活という場で出会う男性はこういう経験を得る体験が少なかった方が多いのかも。



案の定映画の最中も手を握ってくるとか太もも触ってくるとかはなく終了。

やっぱりね!!



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